山形大、複数の教授間でパワハラか 不当評価や成果「横どり」 職員組合発表
毎日新聞 2020/11/3(火) 10:00配信
山形大職員組合は2日、山形大有機エレクトロニクス研究センター(米沢市)で、複数の教授らが4人の男性教授らに対して、着任前に約束した内容とは異なる業務をさせるなどのパワーハラスメントを行っていたと発表した。【日高七海】
組合によると、パワハラを行っていたのは同センターに所属する教授ら4人。被害に遭った男性教授の1人は、当初、豊富な研究費があることや、ベンチャー企業設立に関わる補助などの業務があると誘われ、昨年11月に採用された。だが、実際にはベンチャー企業設立の責任を負わされ、業務が遅れると、「こんなに遅れていたら来期は雇用できない」などと告げられたという。
他にも、国や企業から研究費として獲得した財源を研究とは関係の無い設備の購入に流用したり、実際の研究者が正当な評価をされず、一部の教授らが成果を上げたように報告したりするなどの行為もあったという。
また、今年6月の同センターでの火災のあと、パワハラを受けていた別の男性研究員が、その数日後に亡くなっていたことも明らかになった。男性は機能不全の機械の運用などを任されていた。
組合によると、大学側からの事情聴取の申し出に対し、組合は被害者4人が一緒に聴取を受けることを条件にしていたが、大学側はこれを拒否したという。ただ、同大のハラスメントに関する規定では、複数人で聴取を受けることは禁止していないとしている。組合の仁科辰夫教授は県庁で開いた記者会見で「大学側には被害者の権利を不当に侵害しない形式での手続きを求める」と訴えた。
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6月に研究員自殺 山形大、パワハラの疑い
河北新報 2020/11/4(水) 14:38配信
山形大職員組合は2日、同大有機エレクトロニクス研究センター(米沢市)の男性研究員が6月に自殺し、勤務時に60代男性教授からパワーハラスメントを受けていたとみられると発表した。組合は、50〜60代の男性特任教授、研究員の計4人にも同じ教授からパワハラがあったとして、内部調査と教授の処分を大学に求めている。
組合によると、男性研究員は6月21日ごろに亡くなった。組合側は同僚の研究員の目撃情報から、男性研究員が教授からパワハラを長年受けていたと判断した。教授の設計図に誤りがあったのに、作った機械を「動かせ」と指示され、できなければ「次はないね」と雇用契約を打ち切るような発言もあったという。
4人も昨年5月ごろから(1)勤務簿が改ざんされる(2)実験の参加者一覧に名前を加えない(3)雇用前の契約と異なる研究をさせる−といった行為を受けたとされる。男性特任教授1人は内臓疾患で9月に退職した。
組合は被害者4人が同席した上での聞き取り調査を求めたが、大学側は個別の聞き取りしか応じない姿勢を示しているという。
記者会見した組合の仁科辰夫執行委員は「地域貢献の国立大として恥ずべき行為。大学にしかるべき対応を求める」と話した。
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山形大はだけじゃなく有機エレクトロニクス研究センターでもパワハラで死者出してるのか。
どうしようもねーな。