小学校教諭が修学旅行の積立金横領「自分の借金などに充てた」

小学校教諭が修学旅行の積立金横領「自分の借金などに充てた」
神戸新聞NEXT 2021/1/8(金) 17:34配信

 兵庫県明石市教育委員会は8日、市内の小学校に勤務する男性教諭(43)が、児童らの修学旅行積立金など約158万円を横領する事案があったと発表した。男性教諭は既に全額返還した。県教委は本人への聞き取りをした上で処分を決める。

 市教委によると、昨年12月22日、修学旅行費の未払いがあると旅行業者から学校に連絡があり、不審に思った校長らが翌23日、積立金の通帳を管理する男性教諭に事情を聴いたところ、私的流用を認めたという。

 男性教諭は6年生の学級担任で学年会計も担当。修学旅行積立金の口座からは昨年4月から12月にかけて計9回、学年会計の口座からは同8〜12月に計10回、現金が引き出されていた。同僚から集めた修学旅行費や児童の給食費なども着服していたという。

 市教委の聞き取りに対し、男性教諭は「自分の借金や親族の生活支援、治療費などに充てた」と説明。学校は男性教諭を学級担任から外し、自宅待機させている。6日には6年生の保護者を対象に説明会を開いたという。(小西隆久)

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