教諭の差別的発言、再調査へ 生徒側の意向受け 教育長会見 三重
伊勢新聞 2021/1/15(金) 11:00配信
家族が新型コロナウイルスの検査を受けた県立高校の生徒に対して40代教諭が差別的な発言をしたとされる問題で、三重県の木平芳定県教育長は14日の定例記者会見で、教諭の発言を再調査すると明らかにした。
県教委によると、教諭は昨年10月、職員室で3年の生徒に進路指導をする際、家族がPCR検査を受けたことを知りながら「お前が来たでマスクするわ」と発言。県教委は教諭を文書訓告としていた。
一方、生徒側は教諭の発言について、実際には「危ないで」との言葉があったと主張。県教委は生徒側の意向を受けて再調査を決めた。調査は外部の弁護士に依頼し、生徒と教諭の双方から聞き取るという。
木平教育長は会見で、再調査の実施を決めた理由を「生徒と保護者に謝罪した際、再調査の意向が示されたため」と説明。「考え得る調査はしたと思うが、違う視点もあるかもしれないと考えた」と述べた。
その上で、弁護士に調査を依頼する理由については「我々が改めて調査をしてもたどり着けるのか、ということもある。弁護士に第三者として調査をしてもらうよう、お願いすることにした」と語った。
三重県立高の40代教諭が、家族が新型コロナウイルスのPCR検査を受けた生徒に「おまえが来たからマスクするわ」と発言したとされる問題で、県教育委員会は5日、教諭の発言内容を再調査すると明らかにした。生徒が「危ないのでマスクする」と言われたなどと主張していることを踏まえたもので、文書訓告とした処分も再検討する。
県教委によると、教諭は「危ない」と言ったかどうかは覚えていないと説明。県教委は教諭と生徒側双方から再度聞き取るなどする。
教諭は昨年10月2日、職員室で3年の生徒に進路指導する際、生徒の家族がPCR検査を受けたことを知りながら発言したとされる。
三重県の高校教諭、新型コロナ禍で生徒に差別発言を。
三重県教育委員会によりますと、ことし10月、県立高校に勤務する40代の教諭が3年生の進路指導の際、生徒の家族がPCR検査を受けたことを知りながら、「お前が来たでマスクするわ」と発言したということです。
生徒は教諭に「家族は陰性だった」と伝えましたが、学校への不信感で1週間ほど登校できなくなったということです。
教諭は生徒に電話で「冗談で言った」と説明する一方、保護者には「はっきり覚えていない」と説明が矛盾していて、「配慮が足りず、傷つけたことは申し訳なく思う」と話しているということです。
教育委員会は18日付けで教諭を文書訓告とし、当初、「不適切だったが差別発言ではない」としていましたが、教育長は一転、「発言は差別となるもので、許されるものではない」とコメントしています。