近大が納品状況の確認せず 医学部教授の不正請求疑惑
ABCニュース 2021/3/15(月) 18:09配信
近畿大学の教授が医療器具などの購入費を大学から不正に受け取った疑いがある問題で、大学が医療器具などの納品状況を確認する作業をしていなかったことがわかりました。
近畿大学は、医学部の60代の男性教授が医療器具などの購入をめぐって偽造の領収書を大学に提出し、費用を不正に受け取った疑いがあるとして調査を進めています。関係者によりますと、大学はこれまで教授が購入費を請求してきた医療器具などが実際に納品されたのか、数量などを確認する検収作業を実施していなかったということです。領収書が偽造されたとみられる大阪市の販売業者は、去年6月を最後に教授の法医学教室と取り引きがありませんでしたが、教授はそれ以降の日付けの領収書も大学に提出し、購入費を請求していました。