【独自】女子高生にわいせつ行為、教員免許失効…官報に5年以上載せず
読売新聞オンライン 2021/3/28(日) 5:01配信
わいせつ行為などによる教員免許失効者の情報が官報に掲載されていなかった問題で、熊本県教育委員会が懲戒免職とし、免許が失効した男性の元教員について、官報掲載の手続きが少なくとも5年以上放置されていたことが分かった。
県教委によると、元教員は、県立高での部活動中に女子生徒(当時)にわいせつな行為をしたとして懲戒免職処分となり、免許が失効した。県教委は教員免許法に基づき、処分後、元教員の名前を官報に掲載しようとしたが、女子生徒側がこの問題を非公表にするように強く求めたため、手続きを先送りした。
担当者は一定期間を置いて了解を得るつもりだったが、人事異動などで引き継ぎが行われず、2015年度以降は放置されていた。
官報に掲載された免許失効者の情報は、文部科学省の「官報情報検索ツール」に反映され、全国の教委が採用時の処分歴の確認などに活用している。熊本県教委は女子生徒側に了解を得たうえで、今年2月に掲載した。
文科省は「掲載は抑止力につながるとともに、免許失効という基本的な情報を伝えている。速やかに対応してほしい」としている。