校長室の鍵付き書庫からファイル1冊消える…児童31人分の個人情報入る
読売新聞オンライン 2021/3/31(水) 16:11配信
川崎市教育委員会は30日、同市立玉川(ぎょくせん)小学校の児童31人分の個人情報が入った紙ファイル1冊を紛失したと発表した。氏名、生年月日のほか、保護者の氏名、住所、通学経路などが記されているが、現段階で悪用された情報はないという。
市教委によると、ファイルには1クラス分の児童個人票と個人情報使用承諾書が入っていた。校長室内の鍵付きの書庫内に保管されていたが、鍵は職員室の教頭の机の引き出しから誰でも取り出せたという。
ファイルは昨年4月下旬に作られ、担任教諭が7月22日にないと気づいたという。年度末の保護者への返却時期になっても見つからず、今月15日に校長から市教委に報告。29日に中原署に遺失届を提出した。
同校は30日、臨時保護者会で謝罪した。市教委は「深くおわびする。適切な管理や迅速な報告を徹底するよう指導する」とした。