「何度もやめようと」 自殺の高2男子、亡くなる2カ月前に記す
琉球新報 2021/4/17(土) 13:12配信
沖縄県立高校で運動部主将を務める男子生徒が自らの命を絶った問題で、男子生徒が亡くなる約2カ月前、2学期の振り返りで「つらいこと、苦しいこと、やめようと思ったことが何度もあったけど踏みとどまれてる」と記していたことが分かった。本紙の情報公開請求に対し、県教育委員会が16日に公開した基本調査の報告書に記載されていた。県教委は詳細調査報告書の完全版も公開した。
男子生徒が通っていた学校は、学期ごとに振り返りを実施して生徒の状況を把握していた。基本調査によると男子生徒は2学期の振り返りで、感謝していることは「部活のメンバーがついてきてくれたとき」と書いた。うれしかったことは「部活中、みんなで楽しく取り組めたとき」、助かったことは「後輩が掃除を手伝ってくれたとき」としていた。一方で「(部活を)やめようと思ったことが何度もあった」と、苦しい胸の内を明かす記述もあった。
クラスメートや部員を対象に、県教委が実施したアンケート調査では「(男子生徒が)怒られないような行動をとるようになっていた」「2年生になってから部活を楽しんでいなかったように見えた」など、男子生徒の変化を指摘する意見が上がった。職員へのアンケートでは「(学園祭のとき)担任の知らないところで、1人だけ駐車場係をさせられたこともあった。クラスで集合写真を撮るときも顧問に作業を命じられ、写っていないこともあった」との回答があった。
基本調査は自殺と思われる事案が発生した際に、学校が実施する。報告書は計4ページで、事案の概要や経緯のほか、調査で保護者や生徒、教職員から聞き取った内容をまとめている。
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さまざまな団体や組織が子どもや若者らの悩み相談に電話などで応じている。主な窓口は次の通り。
▽チャイルドライン(0120)997777
▽子どもの人権110番(0120)007110
▽24時間子供SOSダイヤル(0120)078310
▽日本いのちの電話連盟(0570)783556
▽沖縄いのちの電話 098(888)4343
▽NPO法人BONDプロジェクト 070(6648)8318
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