近大元教授 警察の聴取で不正を“否定” 経費だまし取った疑惑

近大元教授 警察の聴取で不正を“否定” 経費だまし取った疑惑
ABCニュース 2021/5/18(火) 17:48配信

 近畿大学医学部の元教授(66)が、大学の経費約1780万円をだまし取ったとされる問題で、元教授が17日、大阪府警の事情聴取に初めて応じ、不正への関与を否定したことが分かりました。

 近畿大学医学部の元教授(66)は2019年4月から2020年12月にかけて、司法解剖で使う医療器具を購入したように装う偽造の領収書を、大学に提出するなどの手口で、経費として約1780万円をだまし取った疑いが持たれています。

 府警は11日に、元教授の勤務先だった法医学教室や自宅などを詐欺容疑で捜索していて、17日に元教授に初めて事情を聴きました。

 元教授は、これまでのABCテレビの取材に「取り引き業者の元社員にだまされた」と主張していましたが、関係者によりますと、警察の聴取に対しても改めて不正への関与を否定したということです。

 元教授は3月に近大に懲戒解雇されていて、4月に懲戒解雇の無効を求める訴えを大阪地裁に起こしています。

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