わいせつ教諭ら3人 懲戒処分
NHK 長野県のニュース 2018年12月20日 18時10分
県教育委員会は、ことし10月までのおよそ10か月間に生徒に対してわいせつな行為をしたとして、北信地方の高校に勤務する40代の男性教諭を懲戒免職処分とするなど、教職員3人の懲戒処分を発表しました。
これは20日、県教育委員会が定例の記者会見で明らかにしました。
それによりますと、北信地方の高校に勤務する40代の男性教諭は、去年12月からことし10月にかけて、同じ高校の生徒に対し、校内や学校外で繰り返しわいせつな行為をしていたということです。
ことし10月に生徒がスクールカウンセラーに相談し発覚したということで、県教育委員会は、この男性教諭を20日付けで懲戒免職処分としました。
県教育委員会は、生徒が特定されるおそれがあるとして、教諭の氏名や勤め先の学校など一切、公表していません。
県教育委員会は、このほか、ことし7月、佐久市の自宅で缶チューハイを3本ほど飲んだ状態で車を運転し、縁石に衝突する事故を起こしたとして逮捕され、罰金50万円の略式命令を受けたを20日付けで懲戒免職処分としました。
また、ことし9月、長野市で車を運転中に自転車と衝突し、けがをさせたのにそのまま走り去ったとして逮捕され、罰金20万円の略式命令を受けたを停職3か月の懲戒処分としました。
長野県教育委員会の塩野英雄高校教育課長は会見で「生徒、保護者、および長野県民の学校教育に対する信頼を著しく失墜させるものであり、皆様に対して心よりおわびを申し上げます。誠に申し訳ありませんでした」と陳謝しました。
長野県の原山隆一教育長は会見で「生徒へのわいせつ事案など、教職員による重大な不祥事が相次ぎ大変遺憾だ。被害者や関係者、県民の皆様に深くおわび申し上げます。わいせつ事案や飲酒運転など、ひとつひとつに応じて根絶に向けた取り組みを進めたい」と述べました。