セクハラ行為で懲戒免職…取り消し請求も五輪選手で教師の控訴棄却 秋田
秋田テレビ 2021/7/9(金) 19:31配信
受験予定の中学生の母親にわいせつな行為をして懲戒免職処分を受けた元高校教諭でアテネオリンピック日本代表の男性が、秋田市を相手取り処分の取り消しを求めた裁判で秋田地方裁判所は、9日訴えを棄却した。
訴えを起こしていたのはアテネオリンピックレスリング競技の日本代表選手で、秋田商業高校の元教師の五十歳の男性。
判決によると、元男性教師は4年前の12月、勤務先の高校を受験する予定だった中学生の母親を食事に誘い、車内で抱きついてキスをして交際を迫ったもので、地方公務員法の規定に基づき懲戒免職処分を受けていた。
9日の判決公判で、秋田地裁の綱島公彦裁判長は、「原告は教員として、受験の合否に深くかかわる「優越的立場」にあった。母親が誘いや要求を明確に拒否することが困難な状況にもかかわらず、キスなどの行為に及んだセクハラ行為」と認め、原告の訴えを棄却した。
原告側は「判決には到底納得できない。今後本人などと相談のうえ控訴するか判断したい」としている。
元五輪レスリング選手で秋田市立秋田商業高の横山秀和教諭(46)が、同校の受験生の母親に抱き付いて交際を迫ったとして懲戒免職になった問題で、市教委は「重大性と社会的な影響は理解している」としながらも、内規と被害女性への配慮を理由に教諭の氏名と年齢を非公表にした。だが、保護者や市議からは「重大な問題なら公表すべきだ」と批判の声が上がる。
19日夜に同校であった緊急の保護者説明会。レスリング部監督を務める横山氏について、40代女性は「指導熱心で人望も厚いと聞いていた。本当にショックだ」と驚いていた。
説明会でも教諭の氏名は明らかにされなかった。1年生の保護者の40代女性は「非公表にすればむしろ保護者の不安をあおる。説明責任を果たさない学校に子どもを守る役割は期待できない」と憤った。
ある市議も「懲戒免職処分であり、公表すべき事案だった」と話し、「本人を守る意向があったのか」と推測する。
市教委は19日の記者会見で、「受験生の保護者と教諭という断りにくい立場を利用した行動で、倫理に反する」と説明。「入試制度と学校への信頼を失墜させた」と批判した。
一方、横山氏の氏名を公表しなかった理由について、被害女性から「親子が特定されないようにしてほしい」との要請があったとするが、非公表にするかどうか女性に確認していない。
市教委などによると、横山氏は昨年12月4日夜に同校を受験予定だった中学3年の生徒の母親に「受験で話がある」と誘い、市内の飲食店で食事をした。その後、車内で女性を抱き寄せてキスし、交際を求めた。生徒と母親はショックを受け、同校の前期試験受験を辞退した。
横山氏は1996年のアトランタ五輪と2004年のアテネ五輪にレスリング選手として出場。07年の秋田わか杉国体の成年フリースタイル96キロ級で優勝した。
レスリングの元オリンピック選手で、秋田商業高校に勤務する46歳の男性教諭が入学を希望する中学生の母親を呼び出し、無理やりキスをしたうえ交際を迫っていたことがわかり、市の教育委員会は19日付けで懲戒免職にしました。
懲戒免職になったのは、レスリングの元オリンピック選手で、秋田市立秋田商業高校に勤務する横山秀和教諭(46)です。
秋田市教育委員会や関係者によりますと、横山教諭は先月、秋田商業高校への進学を希望している中学生の母親を「受験のことで話がある」などと言って飲食店に呼び出し、車内で無理やりキスをしたうえ、交際を迫ったということです。
母親が被害を訴えて問題が発覚しましたが、中学生は精神的なショックを受け、今月30日に予定されている前期選抜試験の受験を辞退したということです。
内部調査に対し、横山教諭は「キスはしたが同意の上だと思っていた」と話しているということで、秋田市教育委員会は19日付けで懲戒免職にするとともに、上司の校長を訓告の処分にしました。
横山教諭はレスリングフリースタイルの元選手で、オリンピックには1996年のアトランタ大会と2004年のアテネ大会に出場経験があり、秋田商業高校でもレスリング部の指導を行っていました。
秋田市教育委員会の嶋崎公人教育次長は、19日の会見で「教育に携わる公務員としてあってはならないことであり、被害に遭われた女性とそのお子さんに深くおわびします」と陳謝しました。