教員免許を偽造して勤務、特別支援学校で複数年講師 20代男性を福井県教育委員会が告発

教員免許を偽造して勤務、特別支援学校で複数年講師 20代男性を福井県教育委員会が告発
福井新聞ONLINE 2021/8/18(水) 10:59配信

 福井県内の特別支援学校で、県内の20代男性が教員免許がないのに講師として複数年勤務していたことが8月17日、関係者への取材で分かった。偽造した免許状のコピーを学校に提出していたとみられ、事態を重くみた県教委は県警に刑事告発した。男性は既に退職しているという。

 関係者によると、男性は2018年度に県教委に講師として採用された後、県内の特別支援学校に勤務。本年度は、その学校の高等部に所属していたとみられる。

 教員免許は、大学などで必要なカリキュラムを履修することで取得できる。免許状は各都道府県教委から発行され、卒業時に配布される。

 特別支援学校で勤務するには、一般的に特別支援学校教諭の免許が必要。同免許を取得するには幼稚園、小学校、中学校、高校のいずれかの免許を持っていなければならない。男性は、特別支援学校教諭の免許も小中高校などの教諭免許のいずれも取得していなかったとみられる。

 関係者によると、本年度に免許の偽造が発覚。本人も認めているとみられる。県教委が8月に刑事告発した。

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