女子児童連れ去り、男に懲役10年の判決 横浜地裁

女子児童連れ去り、男に懲役10年の判決 横浜地裁
産経新聞 2021/9/6(月) 18:09配信

小学生の女子児童を連れ去ったほか、勤務先の保育園の女子児童らにわいせつな行為をしたなどとして、未成年者略取や強制わいせつなどの罪に問われた東京都葛飾区の無職、大竹晃史被告(39)の判決公判が6日、横浜地裁で開かれ、青沼潔裁判官は懲役10年(求刑懲役15年)を言い渡した。

青沼裁判官は判決理由で、一連の犯行について「根深い犯罪傾向に基づいて敢行されたものであることがうかがえる」と指摘。一方、大竹被告が今後、医療機関で小児性愛の治療を受けると述べていることなどを考慮した。

判決などによると、大竹被告は昨年9月2日、オンラインゲームで知り合った横浜市内に住む当時小学4年で9歳だった女子児童を車で連れ去り、同5日まで支配下に置いたほか、平成26年8月から31年4月までの間、自身が保育士として勤務していた保育園に通う、もしくは通っていた当時3歳から6歳の女子児童3人にわいせつな行為をするなどした。

 オンラインゲームを通じて知り合った横浜市の小学4年の女児を2日半にわたって連れ回したとして、未成年者略取罪に問われた東京都葛飾区、無職の男(38)の初公判が26日、横浜地裁(青沼潔裁判官)であり、男は起訴事実を認めた。
 起訴状などでは、男は9月2日夕、横浜市内の駐車場で、女児を乗用車の後部座席に置いた段ボール箱に押し込むなどして連れ去り、被告宅近くで県警捜査員が女児を保護した5日未明までの間、支配下に置いたとしている。
 冒頭陳述で検察側は、被告が事件当日、女児と待ち合わせて車内でゲームをさせ、女児が帰宅しようとしたところ、無理やり箱に押し込んだと説明。動機については、「被告は成人の女性を不純な存在だと考え、女の子をさらって純粋に育てあげ、自分の子供を産ませたいとの願望を抱き、その機会をうかがっていた」と主張した。
 一方、横浜地検は26日、別の女児に対する強制わいせつ罪で、男を13日に追起訴したことを明らかにした。東京都内の公園の公衆トイレで2016年5月19日頃、13歳未満の女児にわいせつな行為をしたとしている。

9歳の女の子を誘拐した罪に問われた元保育士の男は、初公判で起訴内容を認めた。
元保育士で、無職の大竹晃史被告(38)は9月2日、オンラインゲームで知り合った神奈川・横浜市青葉区の小学4年の女の子を、車の後部座席の段ボールに押し込んで、東京・葛飾区の自宅に連れ去った、未成年者略取の罪に問われている。
26日の初公判で、大竹被告は「違うところはない」と述べ、起訴内容を認めた。
検察側は、冒頭陳述で「車内で女の子は『親が心配する』と泣いていたが、大竹被告はそのまま連れ去り、自宅で『用が終わったら帰してあげる』、『ぶたれたいの、静かにしろ』などと言い、女の子の頬をたたいていた」ことなどを明らかにした。

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