“男子高校生いじめ自殺” 学校関係者が証言 「保護者への報告を拒否したため見守った」
TeNYテレビ新潟 2021/9/16(木) 19:25配信
県立新潟工業高校の男子生徒がいじめを苦に自殺した問題を巡る民事裁判で15日、学校側の関係者などが法廷で証言しました。
2016年、県立新潟工業高校1年の男子生徒がいじめを苦に自殺しました。
裁判は両親が学校の不適切な対応が原因だとして県に損害賠償を求めているものです。
15日は当時、生徒指導を担当し、男子生徒が書いたいじめを訴える手紙を読んだ男性教諭が出廷しました。自殺の可能性を考えなかったかとの原告側の問いに「手紙を見て深刻だと思ったが直接本人の様子を見たときはそこまででもないと思った」と証言しました。
また、当時校長だった男性は法廷で男子生徒の保護者にいじめ被害を報告しなかったことについて「本人が保護者への報告を拒否したため見守るという対応にした」と説明しました。
一方、原告で父親の佐々木正さんも法廷に立ちました。
学校側の証言については…
〈佐々木正さん〉「実際あれだけ危機感を感じていたわけですから、まったく(自殺を)予見できなかったってことじゃないと思う」
佐々木さんは法廷で再発防止につながる対策などをとってほしいと訴えました。
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