男子中学生の自殺問題を調査している第三者委員会 新委員長が会見(熊本)

男子中学生の自殺問題を調査している第三者委員会 新委員長が会見(熊本)
TKUテレビ熊本 2021/10/11(月) 19:02配信

おととし熊本市の男子中学生が自ら命を絶った問題を調査している第三者委員会、
10日新たな委員長のもと再開されました。
新委員長は、委員長交代に至った前委員長の行為について陳謝しました。
【黙とう】
この第三者委員会はおととし4月、熊本市の中学校に入学したばかりの男子生徒が
自宅マンションから飛び降り亡くなった問題を調査するため去年11月に設置されました。10日は新たに委員長に選任された清田 晃生委員長が会見。
9月辞職した前委員長が遺族に対し独自に聞き取りを行い、その際「委員の構成が遺族側に偏りすぎているという批判がある」など発言していたのは委員会の協議事項を逸脱した行為だとして、委員会は遺族へ9月28日付けで文書を手渡し、謝罪したと明らかにしました。
【清田委員長(児童精神科医)】
「(前委員長が独自に)聞き取りをしていることは想像していなかった。ご遺族に過大な心労をかけたことについて申し訳なく思っています」
遺族はTKUの取材に対し「委員会として誠実に対応されようとしていてありがたく思っています。今後はできるだけ早く調査を進めてほしい」とコメントしました。
清田委員長によりますと第三者委員会はこれまでに亡くなった男子生徒の同級生20人程から聞き取り調査を実施。
今後は小学校時代の教諭や当時の市教委の担当者などへも調査を行う方針です。
清田委員長は「今回の問題によって調査スケジュールが大幅にずれ込むことがないよう調整していく」としています

 その日、県警は男子生徒の部屋で大きく「死」と書いたノートを見つけた。生徒が卒業した小学校が、6年生の時、この文字を確認していた。

 母親や市教育委員会によると、生徒が小学校を卒業する直前の19年3月上旬、一部の保護者が担任の男性教諭の処分を求める嘆願書を市教委に提出していた。男性教諭による体罰や暴言で転校した児童がいるという内容だった。

 母親も嘆願書の作成に協力した。生徒も円形脱毛症になり、耳の不調を訴えたことがあった。自死から1カ月後、母親は「ストレスの症状だったと思う。小6時の担任の指導が息子の自死と無関係とは思えない」と中学校と市教委に伝えた。

 2019年4月に熊本市立中1年の男子生徒(当時13歳)が飛び降り自殺し、同市教育委員会が30日、第三者委員会を設置して事実関係などを調べる方針を示した。同日、両親に提出された市教委の基本調査報告書には自殺の原因についての記載が一切なかった。両親は「市立小6年時の担任の不適切指導が関連している」として詳しい調査を求めている。
 生徒は、入学直後の19年4月18日に命を絶った。両親によると、生徒は小6時に担任の男性教諭から同級生が体罰や暴言を受けたことに心を痛め「先生がうざい」と漏らしていた。命を絶つ約1カ月前には、小学校内で生徒のノートに「死」と書いてあるのを別の教諭が見つけたが、両親に報告しなかった。
 市教委は、男性教諭が同小に赴任した14年以降、児童を注意する際に胸ぐらをつかんだり、「バカ」「アホ」と暴言を吐いたりするなど39項目の不適切行為があったことを認めた。両親は自殺との関連を調べるよう市教委に求めていた。

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