県教委:小学校教諭を懲戒免職 飲酒運転で当て逃げ事故 /富山
毎日新聞 2012年2月11日(土)15時17分配信
県教委は10日、昨年12月に飲酒運転で当て逃げ事故を起こしたとして、富山市立奥田小(同市奥田双葉町)の小林大佑教諭(35)を同日付で懲戒免職したと発表した。小林教諭は今月8日、高岡簡裁で罰金38万円の略式命令、9日に運転免許取り消し処分を受けている。
県教委によると、小林教諭は、昨年12月9日午後7時ごろから10日午前1時ごろまで、高岡市内の焼き肉店やスナックなどで友人4人と生ビール、焼酎水割り各6杯ずつを飲酒。乗用車で射水市内の自宅に帰宅途中、同市駅南2の県道交差点でタクシーに追突したにもかかわらず、そのまま逃走。タクシーの運転手が追跡し、数キロ先で信号待ちしていた小林教諭の車を発見して高岡署に通報した。 飲酒検知の結果、基準値(呼気1リットル中0・15ミリグラム)を上回るアルコール分が検出された。小林教諭は2年生の担任だったが、事故後、自宅謹慎しており、県教委の聴取に対して「飲酒が分かるので逃げた」などと話しているという。
寺林敏教育長は「再三通知して飲酒運転を絶対しないように厳命してきたにもかかわらず、今回の事案が発生し大変残念」とコメントを発表。同日付で各市町村教委などに綱紀粛正通知を出した。富山市教委も同小の男性校長(59)に対して厳重書面訓告とする処分を出した。【青山郁子】
2月11日朝刊