横浜市立中学でとび箱事故訴訟 市側は争う姿勢
tvkニュース(テレビ神奈川) 2021/10/27(水) 18:50配信
横浜市立中学校で、男子生徒が体育の授業中に大ケガをした事故について、男子生徒とその両親が、横浜市に対して損害賠償を求めている裁判が横浜地裁ではじまり、市側は訴えの棄却を求めました。
この事故は、2017年5月、横浜市立中学校で、当時2年生だった男子生徒が、体育の授業でとび箱を跳んだ際に体勢を崩し頭からマットに落下してけい髄を損傷。
両足がまったく動かなくなるなど、重度の障害を負ったものです。
訴えによりますと、男子生徒とその両親は、当時の体育教師が事故を予見せず、注意を怠ったなどとして、横浜市に対し、一時金など8000万円以上の損害賠償を求めています。
27日の第1回口頭弁論で、横浜市側は、訴えの棄却を求め、争う姿勢を示しました。
原告の男子生徒
「危険性などが教えられないまま、授業にのぞんだ結果、こういった障害を負うことになってしまいました。 同じ思いをするような人たちが、出ないためにも横浜市にはしっかりと責任を取ってほしいと思います」
裁判では横浜市側が年内に追加の書類を提出する予定です。