体罰防止徹底を 教育長が指示 和歌山県立学校長会
産経新聞 2013年1月17日(木)7時55分配信
県教委は16日、県立学校長会を和歌山市内で開き、西下博通教育長が大阪市立高校バスケットボール部の男子生徒が体罰を受けた後に自殺した問題を取り上げ、体罰防止に向けた指導の徹底を指示した。
県立の高校と特別支援学校、和歌山市などの市立高校の校長48人と県教委幹部らが出席。いじめや体罰を許さない学校づくりや国際人育成に向けた取り組みなどについて、課題とその対応を確認した。
西下教育長はあいさつのなかで、大阪市立高校の体罰問題について「生徒が自殺するという痛ましい事件が発生した」と触れ、「部活中に限らず、学校教育活動全般を通して、体罰を加えることは断じてあってはならない」と強調した。
また、学校指導課の田村光穂課長は今年に入って各学校に体罰防止の通達を出していることを説明し、改めて指導の徹底を求めた。