一時保護の女性にわいせつの疑い 児相職員を逮捕 和歌山
毎日新聞 2021/11/16(火) 20:04配信
一時保護していた10代女性にわいせつな行為をしたとして、和歌山県警少年課と海南署は16日、県子ども・女性・障害者相談センター(児童相談所)の福祉主事、浅野紘平容疑者(29)=和歌山市=を児童福祉法違反(淫行=いんこう=させる行為)の疑いで逮捕した。逮捕容疑は2021年5〜8月にかけて複数回、和歌山市の児相施設内で、入所していた10代女性にわいせつな行為をしたとされる。「そんなに回数はやっていない」などと容疑を一部否認しているという。
同署によると、わいせつな行為があったのは施設内で、宿直勤務中の深夜時間帯だった。口頭で施設内の部屋に女性を呼び出すなどしていた。女性が周囲に相談して発覚した。
容疑者の逮捕を受けてこの日、県は記者会見を開き、志場紀之・福祉保健部長が「児童を守るべき立場にある職員が逮捕された事実を重く受け止める。被害者や保護者、県民に深くおわびする」と陳謝。倫理面の研修強化などに取り組むとした。
県によると、浅野容疑者は聞き取り調査に対して事実を認めたといい、10月に同署に通報していた。浅野容疑者は20年4月に採用され、センターに勤務。同11月からは一時保護課で子どもたちに勉強を教えたり、一緒にスポーツをしたり、指導する立場だったという。宿直時は職員2、3人の態勢で、子どもたちを見守っていた。県は容疑者と関わりがあったとみられる子ども約80人を調査。現在、他に被害報告はないというが、「さらに調査する」としている。【橋本陵汰、新宮達】