「これをイジメと言わず何をイジメと言うのかというぐらい辛いことが記載されていた」《旭川14歳少女凍死事件》調査のキーマン・今津旭川市長が“決意”の独占インタビュー60分
旭川14歳少女イジメ凍死事件 ♯26
「文春オンライン」特集班
2021/12/29
――市長がイジメと認識した一番の決め手となった資料はどれでしたか。
今津 重大事態に認定される前に学校側が関係生徒らからいろいろと聞き取りをした資料です。中身の詳細はこれ以上言えませんけれども、その資料がやはり一番の決め手です。
――その資料には、報道されていない新たな事実などは書かれていましたか。
今津 詳しいことは言えないですけれども、報道に出ていることと、そうではないこともあります。学校と子どもたちから聞き取りをした様々な情報を見ていると、これをイジメと言わずして何をイジメというのかなというぐらい、非常に今思い出しても辛くなるようなことが記載されておりました。
――2019年当時、爽彩さん本人への十分な聞き取りを行わずに、学校は「イジメはなかった」と判断しました。学校と市教委の対応は適切だったと思われますか。
今津 それは第三者委員会の中で明らかになってくると思います。ただ、川へ飛び込んだ時のことは文春オンラインさんの記事で本人は警察にも「イジめられていない」と語っていたと書かれていました。やはりその時の状況を踏まえれば、誰しも子どもたちってイジめられていることを自分で正直に言えるかというと、恥ずかしい気持ちや辛い気持ち、あるいは怖い気持ちであったり、そういった事柄はなかなか言えないと思うんです。事実、爽彩さんもYouTubeのやりとりの中で「人と話すのも苦手だし、人に迷惑をかけるのも怖いし」と話していますし。ただ、特に地元の月刊誌でも報道等されていたわけですから、その時点でしっかりと重大事態と認定をして対応していれば、救えた命だったと私は思います。
――西川前市長は何を根拠に「イジメはなかった」と判断されたと思われますか。
今津 それは分かりません。