旭川で凍死した女子中学生…失踪から1年 母親のコメント全文公開「ありのままを話してほしい」

旭川で凍死した女子中学生…失踪から1年 母親のコメント全文公開「ありのままを話してほしい」
HBCニュース 2022/2/11(金) 6:58配信

 去年、旭川市の公園で凍死した状態で見つかった女子中学生が、いじめの被害を訴えていた問題。亡くなった廣瀬爽彩さんが失踪してから、13日で1年が経つのを受け、爽彩さんの母親が、コメントで苦しい胸の内を明かしました。(以下、母親の手記全文)

 あの日から、もう1年。今も、爽彩がいつか帰ってくるような気持ちで日々を過ごしています。爽彩に帰ってきてほしい。今もそう思うばかりです。供養してあげると、爽彩がいなくなったことを認めるような気がして、でも、供養しないと爽彩が天国で幸せになれない気もして。
 この1年、ずっと爽彩がいなくなったという感覚がないまま、時間が過ぎていきました。
 1年を迎えてどう感じますか、と問われます。でも、1年前のあの日から、何も変わっていません。

 学校はいじめを認めないままですし、調査もいつ、どうなるかわかりません。
 今は、これからどうなるかという不安しかありません。
 早く調査を終えてほしいですし、関係する子どもたちには、正直にありのままを話してほしいです。
 爽彩のことをきっかけに、いじめが人を自殺に追いやるものだということに、気づいてもらえたらと思います。

 『何かできることがあれば』という多くの皆さんの声に支えられながら、この1年を過ごしてきました。
 多くの皆さんにいじめ問題に関心を寄せていただくことが、子供たちを救うきっかけになると信じています。
 これからも、爽彩の気持ちに寄り添っていただけたらと思います」(以上、母親の手記全文)

 爽彩さんのいじめの問題について現在、第三者委員会が調査を行っていますが、調査開始から9か月近くが経った現在も結論は出ていません。
 第三者委員会は、3月中に「いじめの有無」について調査報告をまとめる方針です。

2月11日(金)午前7時00分配信

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