首絞められる、たたかれる、暴言受ける… 「いじめ重大事態」新たに5件 鹿児島市教委
南日本新聞 2022/2/19(土) 15:00配信
鹿児島市教育委員会は18日、市立小中学校でいじめを理由に児童生徒が長期欠席や転校した計5件をいじめ防止対策推進法に定める重大事態として調査することを市議会市民文教委員会で報告した。学校が判断したのが4件、保護者からの申し立てが1件。
市教委によると、発生時期は2020年10月〜21年11月。当時小学3年〜中学1年の児童生徒が同級生らから首を絞められる、体をたたかれる、暴言を受けるなどのいじめを受けた。学校からの報告は昨年12月〜今月15日。
被害児童生徒のうち4人は24〜76日の欠席があり、うち1人は転校した。別の1人は転校後に心的外傷後ストレス障害(PTSD)の診断書を提出した。
今後、3件は学校主体で、診断書が出された1件は第三者委員会が調査する。市教委に今月報告された1件は調査主体を検討中。
第三者委は現在、別の5件を調査中で、新たな1件の調査開始時期は未定。