高校実習助手、校長を膝蹴り…クビ
2011年11月10日08時48分 読売新聞
東京都教育委員会は9日、校長を膝蹴りしてけがを負わせたなどとして、都立豊多摩高校(東京都杉並区)の柴崎秀一・実習助手(47)を懲戒免職処分にしたと発表した。
発表によると、柴崎助手は同校で理科実験などを手伝う常勤職員だった2009年3月、仕事の手順などを巡って当時の男性校長(58)から指導を受け、「つきまとうな」などと言って、右ひざで校長の右胸を蹴ったという。学校側が警察に通報し、同助手の行方を捜していたところ、校内で校長と鉢合わせとなり、今度は尾骨付近を蹴ったという。校長は約2週間の打撲。
同助手は暴行を認めていないが、都教委は目撃していた副校長と、校長の証言から暴行と職務命令違反があったと判断した。