県立高入試、個人面接のはずが…集団面接 全員を満点にし「おわび」
朝日新聞デジタル 2022/3/11(金) 9:29配信
宮崎県立高鍋高校探究科学科の一般選抜の入試で、実施要綱では個人面接としていたのに、実際は5、6人単位の集団面接をしていたことがわかった。宮崎県教委高校教育課が10日、発表した。
同課によると、同校では前年度と同じ集団面接を予定していたが、県教委が各校の面接方式を集約する際、学校側が誤って推薦入試と同じ個人面接と報告。その結果、県立高校入試の実施要綱では、同校探究科学科一般選抜については個人面接と記述された。学校側で実施要綱を確認する際も見落としたという。9日にあった面接後に受験生が中学校に相談して判明した。
試験は定員22人に対して21人が受験。受験生と保護者、中学校には経緯を説明して謝罪した。面接は21人全員を満点の40点とする。県教委は「心よりおわびを申し上げる。再発防止に向けて指導を徹底したい」としている。(平塚学)