那須女性遺棄、被告に無期懲役判決 東京地裁

那須女性遺棄、被告に無期懲役判決 東京地裁
産経新聞 2022/3/17(木) 15:44配信

面識のない女性=当時(35)=宅に侵入し女性を殺害した後、遺体を栃木県那須町内に遺棄したなどとして、殺人や死体遺棄などの罪に問われた無職、佐藤喜人被告(30)の裁判員裁判の判決公判が17日、東京地裁で開かれた。坂田威一郎裁判長は「酌量の余地はまったくない」として、求刑通り無期懲役を言い渡した。

判決理由で坂田裁判長は「自己の利益を図るために人の尊厳や生命を顧みない意思決定は厳しい非難に値する」と指摘。「遺族への被害弁償を用意していることなどを考慮しても、有期刑を選択すべきとは認められない」と結論付けた。

判決によると、令和2年9月24日午後、東京都内の女性宅に侵入し女性を殺害した後、山林に遺体を埋めた。また同11月、都内や埼玉県内の路上で、別の女性ら3人の身体を触るなどのわいせつな行為をした。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする