「当時の職員の謝罪が先」 いじめうけた少女の両親が会見で訴え 浜松市
テレビ静岡NEWS 2022/4/19(火) 18:42配信
静岡県浜松市の18歳の少女が小中学校でうけたいじめをめぐり、当時の学校などの対応が不適切だった問題で、保護者や支援者は「少女が新たな一歩を踏み出すきっかけになる」と当時の校長や教師が直接謝罪するよう市教委に求めました。
浜松市の18歳の少女が小中学校でうけたいじめについて、弁護士などでつくる再調査委員会は当時の市教委や学校の対応が「不適切だった」と指摘していました。
19日、少女の両親と支援者が会見を開き、当時対応を誤った学校の校長や教師が少女に謝罪してほしいと訴えました。
少女の母親 「自分が悪かったんじゃなかったんだと思えるようになってきたところなので、当時対応をした先生方に謝っていただければもっとそういった気持ちがもてるのではないか、一歩踏み出すきっかけになるのではないかと考えています」
また、定例会見の場で謝罪した鈴木市長にも市の最高責任者として直接の謝罪を求めています。
一方、市教委側は組織的な対応としていまの教育長による謝罪を申し出ており、当時の教職員が謝罪することはきわめて難しいとしています。
そのうえで、いじめをうけた少女への医療的な支援などを検討していきたいとしています。