「うるさい。はあ?もう疲れる」認定こども園で保育教諭が園児に怒鳴りつけ 倉庫閉じ込めの虐待疑惑も
OBS大分放送 2022/4/20(水) 20:01配信
大分市内の認定こども園で2021年、保育教諭が園児に不適切な言動をしたとして市が行政指導していたことがわかりました。関係者は園児が部屋に閉じ込められるなどの虐待とみられる行為があったと指摘しています。
(保護者の女性)
「恐怖でした。親でも怒らないような言葉遣い・剣幕でまくし立てていて虐待だと思う」
こう話すのは2022年3月まで大分市の東部にある認定こども園に子どもを通わせていた保護者です。
関係者によりますと2021年5月から10月にかけて複数の教諭が園児に対し、机や物をたたいて恐怖心をあおったり強い口調で叱責したりしたということです。
「先生が怖い」といった話を不審に思った別の保護者が録音したボイスレコーダーには女性教諭が「うるさい。はあ?もう疲れる」と泣いている園児に怒鳴りつける声が入っていました。
このほかにも保護者たちはトイレや倉庫に園児が閉じ込められる事態があったことを確認し、認可元である大分市に相談。市は不適切な保育内容があったとし2021年12月、園に対し文書で指導しましたが、閉じ込めについては事実の確認が取れず、これ以上の調査はできないと説明。
一方、こども園に過去勤めていた関係者は「園児を突き飛ばしたりとかも本当の事実で、虐待と思われる案件はたくさんあった。先生の話を理解していない時に個室に入れていて、言うことを聞かせられないとダメな先生みたいな雰囲気。そういうところが体質としてある」と証言しています。
部屋に閉じ込められトラウマを抱えてしまった園児もいると言い、保護者の女性は詳細な調査を市に望んでいます。
(保護者の女性)
「誰もけがとか死亡事故がないだけでいつ起こってもおかしくないと思う。子どものことを一番に考えるならしっかり事実を調査してもらいたいというのが一番」
OBSの取材に対し、こども園の園長は「閉じ込めの事実はない」とコメント。双方の主張に食い違いが生じています。