50代教授「上司として心配」、女性部下の自宅や実家周辺うろつく…性的発言も
読売新聞オンライン 2022/6/2(木) 17:03配信
和歌山県立医大は1日、部下の女性にセクハラやパワハラを繰り返したとして、医学部の50歳代男性教授を停職3か月の懲戒処分とした。
発表によると、男性教授は昨年12月〜今年1月、同部で部下の女性に、不快感を与える性的な発言や、人格や尊厳を傷つける発言を繰り返したほか、自宅や実家周辺をうろつくなどしてつきまとったという。1月下旬に女性から大学に相談があり、発覚。女性は3月に抑うつ状態と診断され、一時休職した。
男性教授は大学側の聞き取りに対し、セクハラやパワハラについて「軽率だった」としているが、つきまといに関しては「本人が心身不安定になっており、上司として心配で様子を見に行った」と話しているという。
同大の宮下和久理事長は「教職員に対し、ハラスメントに関する研修など指導教育を徹底し、再発防止に取り組む」とのコメントを出した。