女性トイレに盗撮用カメラ、中学教諭逮捕…長野

女性トイレに盗撮用カメラ、中学教諭逮捕…長野

読売新聞 2014年06月02日 13時31分

 長野県下諏訪町の下諏訪社中学校の女性職員用トイレに盗撮用カメラらしきものが取り付けられていた事件で、諏訪署は1日未明、同校教諭田中学容疑者(33)(松本市和田)を建造物侵入容疑で逮捕した。

 捜査関係者によると、田中容疑者は「盗撮用カメラを設置するために侵入した」と供述し、容疑を認めている。

 発表によると、田中容疑者は5月28日頃から29日にかけて正当な理由がないのに同校の女性職員用トイレに侵入した疑い。このトイレでカメラが見つかった。同署は1日、同校を捜索し、田中容疑者の所持品などを押収した。

 町教委によると、5月29日午後4時半頃、女性事務職員が南校舎1階の女性職員用和式トイレを使用した際、トイレ内の背中側のタイル壁に白っぽい箱が取り付けられているのに気付いた。箱は縦横約8センチ、奥行き約2センチで、小さな穴があり、直径数ミリのレンズが見えたという。学校側は盗撮するために取り付けられたとみて、30日に諏訪署に被害届と箱を提出していた。

「勤務態度は良好」

 田中容疑者の逮捕を受け、同町の小沢貞義教育長が1日、記者会見し、「教員として人としてあってはならないこと。心からおわびする」と陳謝。同席した同中の小口高弘校長も「責任を重く感じている」と沈痛な表情を見せた。

 町教委などによると、田中容疑者は2011年4月、栄村立栄中学校から同校に着任し、現在4年目。3年生の副担任で英語を担当、進路指導主事も務め、部活では男子バレーボールの顧問だった。小口校長は田中容疑者について「勤務態度は良好。生徒や職員との関係にも不自然な点はなかった」とした。

 後を絶たない不祥事に対応するため、県教委では今年3月、処分指針を改正して厳罰化し、懲戒処分の事例集と対応マニュアルを作成して市町村教委を通じて各学校に配布したばかりだった。同校では、これらを示しながら職員朝会などで注意を促したといい、小口校長は「田中容疑者も認識しているはず」と肩を落とした。

 県教委の伊藤学司教育長は「非違行為根絶に向け、教育界あげて取り組んでいる中、誠に遺憾。各学校に配布した資料を踏まえた研修の充実に努めるなど、全力で取り組みたい」とコメントした。

 盗撮用カメラが見つかったのは先月29日夕方。同校では30日から職員への個別の事情聴取を始めたが、田中容疑者は、事情を聞く前の同日夕、同署に呼ばれていた。

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