高校教師が生徒に車の運転強要 助手席からハンドル操作させる 神奈川県が懲戒免職 「ドキドキさせたかった」と釈明

高校教師が生徒に車の運転強要 助手席からハンドル操作させる 神奈川県が懲戒免職 「ドキドキさせたかった」と釈明
FNNプライムオンライン 2022/6/9(木) 14:03配信

神奈川県相模原市内の県立学校の男性教師(41)が、去年10月、顧問を務める部活動の県外遠征の際、自家用車を運転中、助手席に乗った生徒にハンドルを持たせて、運転を強要していたことが分かった。

神奈川県教育委員会が、午後2時から記者会見を行い、「生徒の命を危険にさらし、許しがたい行為で、申し訳なかった」などと謝罪した。この教師は、きょう付けで、懲戒免職処分となった。

県教委によると、当時、教師の車に乗っていたのは生徒3人。このうち助手席に乗った2年生の男子生徒(当時)に、車を走行中、助手席からハンドルを持たせて、およそ1分間、運転を強要したという。男子生徒は運転免許を持ってもらず、助手席から片手を伸ばして、ハンドル操作をしていたとのこと。

また、この教師は、同じ県外大会の際に、この男子生徒と一緒に、遠征先に前泊したという。夕食時には、生徒の前で酒を飲み、その後、ホテルの部屋で、ケガをしていた男子生徒の太ももなどをマッサージしたとのこと。この行為について男性教師は「血流を良くしたかった」と説明しているという。県教委は「性的な意味合いはなかった」としている。

別の生徒が、学校の養護教諭に相談したことで、ハンドル操作の強要などが発覚。学校側は、教師に対して、生徒に接触しないよう職務命令を出したとのこと。ところが、この教師は、部活動の生徒や卒業生、インストラクターに対して、SNSで連絡を取り接触。

さらに男子生徒に対しては、合わせて2回、「しゃべるなよ」などと伝えたとのこと。遠征先に前泊をして、ケガをした生徒にマッサージをしたことになどについて「口止め」をしていたという。

その後、学校側が、教師について調べたところ、県内外での大会・練習に参加する際、自家用車で旅行していたにもかかわらず、公共交通機関の旅行申請を繰り返していたことが発覚。2016年度から昨年度までに41万円余りの旅費を不正受給していたという。その他にも、過去に、学校の指導に反して、生徒を自家用車に乗せるなどしていたことも明らかになった。

学校側の聞き取りに対して、男性教師は、助手席の生徒にハンドル操作を強要したことについて、「ドキドキさせて驚かせたかった。バレなければいいと思っていた」などと話しているという。一方、ハンドル操作を強要された生徒は「怖かった」などと話しているとのこと。学校側から相談を受けた神奈川県警は、道路交通法違反の疑いで捜査しているとみられる。

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ここまでやって実名なし?

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