生徒アンケートに回答が…でも校内”いじめ”認定せず…「子どもたちの勇気ある声を無視」 旭川中学生死亡
北海道ニュースUHB 2022/6/21(火) 12:22配信
2021年、北海道旭川市の公園で中学生が凍死し、いじめが認定された問題で、中学生は校内でもいじめを疑われる行為を受けていたことがわかりました。
旭川市で2021年3月、当時中学2年生の広瀬爽彩さん(ひろせ・さあや、当時14)が遺体で見つかった問題で、旭川市教委の第三者委員会は4月、深夜に公園に呼び出すなど学校外での6項目についていじめがあったと認定していました。
しかし、第三者委員会が2021年11月、児童生徒を対象に行ったアンケートでは「クラスで仲間外れや無視をされていた」などと回答があったにも関わらず、いじめとして認定されていませんでした。
これを受け遺族側は、「子どもたちの勇気ある声を無視したもので、学校内でのいじめをあえて認定しなかった理由を示すべきだ」として、市教委などに説明を求める意見書を提出しました。
市教委は取材に対し「意見書の内容を確認し、再度、第三者委員会と連携を取り対応していきたい」とコメントしています。