中学教諭をひき逃げで逮捕 酒気帯びで運転、女性にけが 北九州
毎日新聞 2022/6/26(日) 16:29配信
飲酒運転でひき逃げ事故を起こしたとして、福岡県警門司署は25日、北九州市立門司中教諭、古川湧大容疑者(25)=門司区大里原町=を道交法違反(酒気帯び運転、ひき逃げ)などの容疑で逮捕した。容疑を一部否認している。
容疑は同日午前7時40分ごろ、同区原町別院の交差点で酒気帯び状態で乗用車を運転し、八幡西区の女性会社員(67)が運転する軽乗用車と衝突。女性に顔や膝をけがさせたまま逃げたとしている。
同署によると、女性から通報を受けた警察官が現場付近で前部が壊れている車と古川容疑者を発見。古川容疑者の呼気から基準値の3倍を超えるアルコールが検出された。古川容疑者は当初、他人が運転したと供述したが、女性の車のドライブレコーダーに古川容疑者が運転する姿が映っていたため事故を起こしたことを認めた。一方で「逃げてはいない」などと容疑の一部を否認している。
北九州市教委は26日記者会見を開き、古小路忠生教育次長が陳謝した。市教委によると、古川容疑者は部活動の引率のため門司区内の競技場に向かう途中だったとみられる。21日にも市立中教諭が児童ポルノ禁止法違反容疑で兵庫県警に逮捕され、2022年に逮捕された教員・元教員は4人目となった。【林大樹、成松秋穂】