いじめ探偵がパワハラ教員を告発。東京高専の生徒を自殺に追い込んだ悪魔の所業
まぐまぐニュース! 2021.05.12
若き才能が集い切磋琢磨する東京高専で昨年10月に発生した、一人の学生の自死事件。なぜ彼は死を選ばなければならなかったのでしょうか。今回のメルマガ『伝説の探偵』では著者で現役探偵の阿部泰尚(あべ・ひろたか)さんが、そのきっかけとなった2つの要因と、学生を死に追いやった東京高専の教職員のパワハラ行為を誌上報告。さらに今回の調査の中で明らかになった国立高専生の高い自殺率を挙げるとともに、設置者に対して早急な対策を求めています。
続いて起きたのは、令和3年の現在も日本、いや世界全体を苦しめている「新型コロナウイルス」の感染拡大だった。当然、高専ともあれば学園祭など、人が集まるイベントがある。
陽向君は文化祭の開催において、感染拡大に対して有効な手立てが講じられないとして、中止を提案していた。しかし、文化祭実行委員会と対立することになってしまったのだ。ただ、文化祭実行委員会も気持ちだけでイベントを開催することはできないことはわかっていた。
問題であったのは、文化祭を強引にも進めたいと考えていた学生主事補(教職員)の1人との対立であった。