飲酒事故の主事、セクハラの教頭を懲戒処分 千葉県教委

飲酒事故の主事、セクハラの教頭を懲戒処分 千葉県教委
産経新聞 2022/8/17(水) 19:36配信

千葉県教育委員会は17日付で、飲酒後に自家用車を運転して事故を起こし、アルコールが抜けるまで警察に出頭しなかった県立君津高校の男性主事(26)を停職6月とするなど計3人の懲戒処分を行った。

県教委によると、男性主事は昨年8月20日夜、友人らと君津市内のカラオケ店で5時間ほど飲酒後、翌21日早朝に自家用車で帰宅。運転中に眠気を催し、富津市内で道路わきの電柱に衝突して田んぼに転落した。

事故後は警察に通報せずに車を放置して帰宅。富津署からの3回の電話にも出ず、同署から連絡を受けた父親に伴われて同日午後8時ごろに出頭した。

出頭後の検査でアルコールは検出されず、男性主事は道路交通法違反(事故不申告)の罪で略式起訴。今年7月1日に木更津簡裁から罰金1万5千円の略式命令から受け、納付した。

事故当時は八街市で起きた飲酒運転のトラックによる児童5人死傷事故の直後で、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言も発令されていた。

男性主事は「飲酒運転の発覚を恐れて警察に通報せず、電話にも出なかった」と認めている。県教委は「総合的に勘案して処分内容を決めた」と話した。

一方、県立富里特別支援学校の男性教頭(55)は別の県立校で勤務時、女性教諭に後ろから近づいて上半身に両手を回したり、投げキスをするなどのセクハラ行為を行ったとして減給3月(10分の1)の懲戒処分となった。男性教頭は17日付で依願退職した。

当時の上司である女性校長(60)も事案を防げなかったとして監督責任を問われ、戒告となった。

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