スクールバス“故意に急停止”で児童にけがの運転手、保護者から「以前も」「子どもを叩いた」「ノーマスク」の苦情など相次ぐ

スクールバス“故意に急停止”で児童にけがの運転手、保護者から「以前も」「子どもを叩いた」「ノーマスク」の苦情など相次ぐ
HBCニュース 2022/9/3(土) 10:47配信

 8月下旬、北海道小樽市で、小学校のスクールバスを2回、急停止させ、複数の児童にけがをさせた運転手について、3日の保護者説明会で「以前もやっていた」「子どもを叩いたこともある」などの苦情が相次いでいたことがわかりました。

 8月26日、小樽市立潮見台小学校の敷地内の坂道で、70代の男性運転手がスクールバスを2回、急停止させました。
 バスには児童25人が乗っていて、このうち数人が座席に顔や体をぶつけるどし、けがをしました。けがをした児童は「痛いし、怖かった」などと話しています。

 この運転手を雇用していた小樽市教育委員会は2日夜、保護者に向けた非公開の説明会を開き、1時間半ほどにわたって、経緯や今後の対応を伝えました。
 この中で市教委は、乗車していた児童全員の聴き取り調査をするほか、再発防止に向け、独自のマニュアルを作るなど、運転手への指導を強化することなどを説明しました。

 これに対し、出席したおよそ30人の保護者からは、この運転手について「以前もやっていた」「子どもを叩いたこともある」「ノーマスクで運転していた」などの苦情が相次いでいました。
 市教委は「叩いたこともある」「ノーマスクで運転」については「把握している」などと応えたということです。
 また「以前もやっていた」について市教委は、HBCの取材に対し、運転手は「今回、1度だけ」と話していたとしています。

 説明会に出た後、取材に応じた保護者は「怒りが収まらない。学校と市教委の連携ができていないと感じた」「子どもの安全を第一にして、対策を考えて欲しい」などと話していました。

 70代の男性運転手は「騒ぐ児童を静かにさせるため、故意にやった」などと話しているということで、警察は傷害の疑いもあるとみて、調べをすすめています。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする