セクハラ疑惑影響 兵庫・太子町議会が教育委員後任2人の人事案を不同意
神戸新聞NEXT 2022/8/29(月) 19:50配信
兵庫県太子町の前教育長の男性からセクハラを受けたとして女性教育委員が辞職した問題で、町議会は29日、女性の後任を含む教育委員2人の人事案をいずれも不同意とした。町議会はセクハラの疑惑について、服部千秋町長が説明責任を果たしていないと反発。同町の教育委員会は教育長と委員4人の計5人で構成するが、10月以降は委員2人だけになる可能性がある。
7月末で女性教育委員が辞職し、9月末に1人が任期満了を迎えるため、町は同日開会の町議会に新たな教育委員の人事案として、元県立高校長の女性と地銀OBで私大教授の男性を提案した。前教育長はセクハラ行為を否定したが、服部町長に促されて8月26日付で退職している。
審議では、服部町長は前教育長のセクハラ疑惑について「双方の主張が食い違う。どちらが正しいか判断できない」と繰り返し、町議が「質問に答えていない」と声を荒らげる場面もあった。
議長を除く出席議員による無記名採決の結果、元校長は反対6、賛成5。私大教授は反対7、賛成4でいずれも不同意とした。
町議会の本会議は1951年の太子町発足後、500回目を迎えた。定例会の会期は9月26日まで。一般質問は8月30日にある。(直江 純)