学生は「アカハラだ」と悲鳴 群馬大医学部3年生「3分の1が留年」の異常事態
文春オンライン 10/23(日) 11:12配信
群馬県前橋市の国立群馬大学医学部で、現在3年生の約3分の1にあたる約40人の学生の留年が決まり、そのうち24人が1人の教員の授業で留年させられていたことが「週刊文春」の取材でわかった。学生の間からは「アカハラだ」との声が上がっている。
医学部は1年間の授業の多くを必修科目が占め、必修科目で落第点を取れば進級はできない。さらに群馬大学の場合、翌年は次の学年の授業を取ることができず、落第した科目の単位を取るためだけに1年間大学に通わなければならないという。
またこいつか
群馬大大学院医学系研究科の男性教授が同大の男子医学部生に対し、必修科目の再試験を受けさせないなどの嫌がらせをしていたことが19日までに、大学への取材で分かった。学内の調査委員会がアカデミックハラスメント(アカハラ)に当たると認定した。男子学生は一時留年したが、大学は特例で進級を認めた。問題を受け、単位認定の方法を見直したという。
◎教授への処分内容は公表せず
大学によると、当時2年生だった男子学生は2016年度、男性教授の授業を受けたが、単位を認定されずに留年した。
17年度に再履修したが、その際の補習について男性教授から出席不要と連絡された。さらに再試験を受けることを拒まれ、再び留年となった。
学生の申し立てを受け、大学が18年12月に設置した調査委員会は今春、17年度に補習と再試験を受けさせなかった行為がアカハラに当たると認めた。
救済措置として大学は男子学生に再試験を受けてもらい、アカハラの影響があったと認定した2度目の留年については特例で進級を認めた。男子学生は現在、当該の科目を別の講師の下で履修しているという。
アカハラをした男性教授への対応について、大学は学内の公表基準を理由に処分の有無などを明らかにしていない。
同大の石崎泰樹医学部長は「担当教員1人で再試験の可否を判断していた仕組みに問題があった」とし、複数の教員で協議するよう改めた。男性教授が担当していた学生評価の項目についても、複数の教員で評価するよう見直しを進めているという。