補助金392万円不正受給 茨城・那珂の幼稚園 退職教諭を在籍と申請
茨城新聞クロスアイ 2023/1/13(金) 21:35配信
茨城県と同県那珂市は13日、那珂市瓜連の「さいせい幼稚園」を運営する学校法人「さいせい学園」(同所、圷正文理事長)が、退職した幼稚園教諭を在職していると見せかけた虚偽の書類を提出するなどして、複数の補助金約392万円を不正に受給していたと発表した。県と市は加算金を含め計約468万円の返還を請求し、同学園を3月から6カ月間の新規利用者受け入れ停止処分とした。処分は13日付。
県子ども未来課と市こども課によると、不正受給したのは、子ども・子育て支援法に基づき那珂市が手厚い教員配置を支援する「施設型給付費」と、教育の質向上のため補助員配置を支援する県の「幼児教育等サポートスタッフ配置補助金」。同学園はいずれも返還の意向を示している。
同学園は2021年5月に退職した女性教諭1人を同6〜12月までの期間、在職していると見せかけ、偽造した給与台帳や出勤簿を提出。市の給付費188万3170円を過大に請求した。さらに、同給付費を受給している施設が対象外と知りながら県に同補助金を申請。20〜21年度の2年間で計204万5千円を受け取っていた。
昨年8月、市の実地指導で不正受給が発覚。県と市の調査に圷理事長は「早急に理事会評議委員会を開き、関係職員を処分する」と不正を認め、自身は退任の意向を示したという。