「教員免許などを偽造した」元講師の女、周囲に話す

「教員免許などを偽造した」元講師の女、周囲に話す
福島民友新聞 2016年5月11日 11時18分配信

 偽造した教員免許状で採用された元講師が約9年にわたり県内の中学、高校で教えていた事件で、郡山署などが偽造有印公文書行使などの疑いで逮捕した福島市、元郡山女子大付属高講師、無職阿部喜和子容疑者(44)が逮捕直前、周囲に「教員免許などを偽造した」と話していたことが10日、関係者への取材で分かった。
 関係者によると、阿部容疑者は県内の中学や高校で教える以前に、人に物事を教える機会があった。阿部容疑者は「非常にやりがいがあった」と話し、教員の仕事に関心を持つようになったとみられるという。
 同署などは11日、阿部容疑者を送検し、詳しい動機などを調べる。
 逮捕容疑は、高校の教員免許や大学発行の成績証明書などがないのに2012(平成24)年9月ごろ、郡山女大付高(郡山市)の講師採用試験に応募した際、偽造された教員免許状や成績証明書のコピーを同校に提出した疑い。

 

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