面談中の女子生徒にキス 30代県立高校教諭を懲戒免職 富山
北日本放送 2023/2/1(水) 19:18配信
県教育委員会は1日、勤務する学校で女子高生にわいせつな行為をしたとして、県立高校の男性教諭を免職処分にしたと発表しました。
また同僚女性にわいせつな行為をしたとして県立高校教諭だった男性を停職6カ月の処分にしたことも明らかにしました。
県教育委員会の会見
「申し訳ございませんでした」
免職されたのは、県立高校に勤務する30代の男性教諭です。
県教育委員会によりますと、男性は去年12月、勤務先の学校で女子生徒との面談中に生徒に抱き付き、キスをするなどのわいせつな行為をしたということです。
また、同僚の女性にわいせつ行為をしたとして県教育員会事務局の50代男性職員を停職6か月の処分としました。
この男性職員は県立高校教諭だったおととし12月、同僚数人と宿泊施設を利用した際に、同僚の女性が入浴する浴場に侵入したうえ、女性に抱き付いてキスをし、下半身を触るなどわいせつな行為をしました。
女性からの被害届を受け、警察が男性職員を強制わいせつ容疑で書類送検しましたが、検察の判断はまだ出ていないということです。
県教育委員会は、女性との間で示談が成立していることなどから、男性が起訴される可能性が極めて低いとみられるとして、免職の次に重い停職6か月の処分にしたと説明しました。
数家直樹 解説委員
「強制わいせつ事件を起こして容疑者となった教師が再び教壇に立つのは、保護者にとって深刻な問題だと思うのですが」
県教育委員会教職員課 板倉由美子課長
「将来のことをいま確定的に申し上げることはできない」
これまでに男性職員から退職の申し出はないということです。
このほか、学校の同僚に暴行して2週間のけがをさせた60代の男性技能主任専門員を停職処分としました。
県教育委員会の荻布佳子教育長は「県民の信頼を大きく損なう残念なことで、深くおわび申し上げます。再発することがないよう綱紀の保持などの徹底を図り信頼回復に努めてまいります」とのコメントを出しました。