奨学金の申請書類、また紛失が判明 千葉県教委 生徒の名前や口座情報記載
千葉日報オンライン 2023/2/12(日) 19:02配信
千葉県教委は11日までに、県中央部の県立高校に通う生徒4人分の奨学給付金申請の関係書類を紛失したと発表した。書類は申請書や住民票、非課税証明書などで、生徒の名前や口座情報などが記載されていた。個人情報の流出は確認されていない。1月に別の学校で申請書類の紛失が発覚し、各校で再点検して今回の事案が判明した。
県教委財務課によると、昨年8月30日、給付金申請手続きの確認のために、学校は普通郵便で書類を同課に発送した。同課に届くと受領の記録を残すことになっているが、記録はなかった。給付金のシステムで関係事項を確認できたため、給付金は10月31日に予定通り支給された。
同課や学校の事務室などを調べたが、書類は見つかっていない。再発防止策として、確認書類をデータで受け渡すことを検討している。県教委は記者会見で「再発防止に努めるとともに、書類の所在は引き続き調査する」とした。