《ブラック部活問題》春高女子バレー強豪校で「暴言」「部員同士ビンタ強要」が発覚 保護者ら問題視で指導者辞任

《ブラック部活問題》春高女子バレー強豪校で「暴言」「部員同士ビンタ強要」が発覚 保護者ら問題視で指導者辞任
NEWSポストセブン 2023.02.12 16:00

「『この学校で春高バレーを目指したい』。そう希望を持って入学した3年生の部員5人が、昨年夏の春高バレー予選前に突如、引退させられました。何も聞かされていなかった保護者らは驚き、すぐに学校で緊急保護者会が行われました。その席で明らかになったのは、監督、コーチら指導者による部員への暴言とモラハラによる『ブラック部活』の実態でした」

 こう告発するのは、福岡県にある西日本短期大学附属高等学校(以下・西短)の女子バレーボール部の関係者だ。

「昨年夏に子供が寮から戻ってきた当初は過呼吸になったり、報復を恐れて何も話そうとはしなかったそうです。ようやく落ち着き、『自分よりも人がやられているのを見ているのが辛かった』と話したそうです。

 監督は思い通りに動けない選手を部員たちで囲ませて、ダメなところを同級生や下級生たちに言わせ、部員同士でビンタをさせることもあったそうです。コーチは『叩け』とは言わず、『叩けばいいやん?』と促す言葉がスタートの合図で、叩かなかったりした部員は怒られ、仕方なく仲間を叱責させられる。この2年半で子供たちの精神はボロボロの状態になっていったのです……」

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