近大・司法解剖検査料「水増し」請求 検察は懲役7年求刑 元教授は一部無罪主張 大阪地裁

近大・司法解剖検査料「水増し」請求 検察は懲役7年求刑 元教授は一部無罪主張 大阪地裁
ABCニュース 2023/3/13(月) 21:23配信

 近畿大学医学部の元教授が、大学や大阪府警から計8600万円あまりをだまし取った詐欺などの罪に問われている裁判で、検察は懲役7年を求刑しました。

 起訴状などによりますと、近畿大学医学部法医学教室の元主任教授・巽信二被告(68)は2015年から2021年にかけ、医療用品の購入を装い、大学から経費として4900万円あまりをだまし取った罪や、大阪府警に司法解剖の検査料を水増し請求して約3700万円をだまし取った詐欺などの罪に問われています。

 これまでの裁判で巽被告は、大学からの経費の詐取については起訴内容を認める一方、大阪府警への水増し請求については「やっていません」と無罪を主張しています。

 13日に大阪地裁で開かれた論告で、検察は「法医学において絶対的に立場にあった被告が、解剖や検査に対する信頼を裏切り続けた結果は重大」であるとして懲役7年を求刑しました。

 巽被告は最後に、経費をだまし取った罪については「大学が使い道を深掘りしないことをいいことに悪用した」と反省の色を示しました。

 司法解剖を水増し請求したとする罪については「私は全国に150人しかいない法医学者の内の1人で、これまで4000体の司法解剖をしてきた。不正などありえません」と述べました。

 判決は6月14日に言い渡される予定です。

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