遺族の深き慟哭…「群馬大医学部附属病院」腹腔鏡手術後に「8人死亡」…執刀医暴走の全貌を明かす

遺族の深き慟哭…「群馬大医学部附属病院」腹腔鏡手術後に「8人死亡」…執刀医暴走の全貌を明かす
現代ビジネス 2023/4/15(土) 7:33配信

 2014年、読売新聞のスクープ記事から、医学界を揺るがす大スキャンダルが明らかになる。亡くなった患者・8人の手術は、いずれも早瀬(仮名)という40代の男性医師が執刀していた。院内調査によって、開腹手術でも10人が死亡していたことが発覚。技量の未熟な早瀬が、超一流外科医でも尻込みすると言われた高難度の最先端手術に挑んだのはなぜなのか。

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現代ビジネス 2023/4/17(月) 8:03配信

 病院当局には、事態の表面化を恐れる大きな理由があった。

 2014年12月5日に予定されていた次期学長選である。2015年春、群馬大学は学長の任期満了を迎える。学長選はそれに伴うもので、次期学長の座を争っていたのは、病院長を務める野島美久と、その前任の病院長であった石川治。二人は2014年10月、学内外の有識者による選考会議から「学長適任者」に選出されており、学長選は、新旧の病院長による一騎打ちの情勢だった。

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