女子生徒にキス 免職 下着窃盗未遂は減給 千葉県教委、またわいせつ懲戒(記事差し替え)

女子生徒にキス 免職 下着窃盗未遂は減給 千葉県教委、またわいせつ懲戒
千葉日報オンライン 2016年10月20日(木)11時0分配信

 勤務する学校の女子生徒にキスをするなどのわいせつな行為をしたとして、千葉県教委は19日、県北西部の公立中学校の男性教諭(27)を懲戒免職処分にしたと発表した。また、千葉市内のアパートに侵入し洗濯物を盗もうとしたとして、千葉県警に住居侵入容疑などで逮捕された(31)=千葉市=を減給10分の1(3カ月)の懲戒処分とした。崎山教諭は19日付で依願退職した。処分はいずれも19日付。

 県教委によると、男性教諭は8月上旬から10月上旬にかけて計4回、校内の準備室などで同じ女子生徒に抱きつきキスをするなどした。今月10日、生徒間のうわさを聞いた他の生徒の保護者から事実確認の電話を受けた男性教諭が翌日校長に報告し、発覚した。

 男性教諭はわいせつ行為を認め、「相談を受けているうちに好意を抱いてしまった」と話しているという。男性教諭の管理監督が不十分だったとして、同校の男性校長(59)を減給10分の1(3カ月)の懲戒処分とした。

 崎山容疑者は今月8日午前0時40分ごろ、学校から帰宅途中に千葉市中央区のアパート1階ベランダの外壁に登り、干してあった洗濯物を物色しようとしていたところを通行人男性に声を掛けられ、何も取らずに逃走。県警機動捜査隊に取り押さえられ、千葉中央署に住居侵入と窃盗未遂の容疑で現行犯逮捕された。

 崎山容疑者は「アパートの一室から男女の楽しそうな声が聞こえたので、のぞきたかった。下着があったら盗んでいた」と容疑を認めているという。

 県教委は先月14日にも、会見で神子和夫教育次長は「先月に続き教員の懲戒免職があり、極めて遺憾。県民の信頼を裏切り、深くおわび申し上げる」と陳謝したうえで、「県内の全公立学校でモラールアップ委員会を開催するなどして不祥事の根絶に取り組む」と話した。

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