県立高校女子生徒自殺 いじめに関与した生徒の氏名を熊本県が開示【熊本】
TKUテレビ熊本 2023/4/21(金) 19:23配信
いじめに関与した生徒の氏名を原告側に開示です。２０１３年に自殺した県立高校の生徒の遺族が当時のクラスメートなどを相手に損害賠償を求めている裁判で、熊本県は最高裁から命令を受けたいじめに関与した生徒の氏名が黒塗りされていない調査報告書を熊本地裁に提出しました。
この問題は２０１３年４月、当時、県央の県立高校に通っていた３年生の女子生徒が自殺。遺族は同級生８人と県を相手に損害賠償を求める裁判を起こしていて、県に対していじめに関与した生徒の氏名などが黒塗りされていない『いじめ調査報告書』の開示を申し立てました。
最高裁は先月３１日付で報告書の提出命令を出し、確定しました。
熊本県によりますと、この命令を受けて、４月１４日、黒塗りされていない調査報告書を熊本地裁に提出したということです。
遺族の代理人弁護士はＴＫＵの取材に対し、「時間はかかったが、事案の詳細を遺族が知る機会を得られたという意味では一歩前進」とコメント。
黒塗りされていない報告書を基に、損害賠償を求める人数を改めて絞り込む可能性があるということです。
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