性犯罪前歴者の保育・教育就業制限 有識者会議で議論へ 担当相

性犯罪前歴者の保育・教育就業制限 有識者会議で議論へ 担当相
毎日新聞 2023/6/16(金) 13:14配信

 性犯罪歴のある人物を保育や教育の仕事に就かせないための仕組み「日本版DBS」について、小倉将信こども政策担当相は16日の閣議後記者会見で、今秋に見込まれる臨時国会で、関連法案を提出する意向を明らかにした。6月中にも有識者会議を開いて、対象の職業などについて議論する見込み。

 英国では、子どもに関わる業種に就職する人には、性犯罪歴がないことを証明する「無犯罪証明書」を事業者に提出させることを義務づけていて「DBS(Disclosure and Barring Service)」(前歴開示および前歴者就業制限機構)と呼ばれる政府系機関がある。こども家庭庁は英国の制度を参考に、子どもの性被害を防ごうと、日本版DBSの創設を掲げていた。

 子どもへの性犯罪は再犯率が高いと指摘されている。法務省の2016年の統計によると、性犯罪の前科が2回以上ある人で、同じ「小児わいせつ型」の犯歴を持つ人は約85%にも上る。小倉氏は「プライバシー権や職業選択の自由の論点の整理もある。丁寧に議論を進めていく」と述べた。【小鍜冶孝志】

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