和歌山県立医科大学の40代男性教授 教え子の女子学生と不適切な関係で懲戒解雇「愚かな行為だった」

和歌山県立医科大学の40代男性教授 教え子の女子学生と不適切な関係で懲戒解雇「愚かな行為だった」
読売テレビ 2023/8/1(火) 12:34配信

 和歌山県立医科大学の40代の男性教授が、教え子の女子学生と不適切な関係をもったとして懲戒解雇されました。

 和歌山県立医大によりますと、40代の男性教授は、妻がいるにもかかわらず、去年8月、教え子の女子学生とホテルで性行為をし、不適切な関係をもちました。性行為は1回だけだったということですが、今年4月に女子学生から「関係をもった後、精神状態が悪化した」と学生相談の窓口の教員に相談があったことから発覚しました。

 男性教授は女子学生の担任教員だったということで、女子学生は「(性行為を)断ったら今後の学生生活に影響があるので嫌だとは言えなかった」と話したということです。

 男性教授は、大学の調査に対して、おおむね事実を認めていて「自らの教員倫理の甘さが招いたことで、愚かな行為だったと反省しています」と述べたということです。

 大学は「大学の名誉や信用を著しく傷つけた」として、男性教授を8月1日付で処分としては最も重い懲戒解雇とし、この教授の上司も訓告処分にしました。

 大学の宮下和久理事長は「このような不祥事が発生したことは、誠に遺憾であり、県民の皆様に大学教員や本学に対する多大な不信感を与えたことを深くお詫び申し上げます。再び、このような不祥事がおこらないよう、本学教職員に対する倫理教育と指導を徹底し、再発防止にとりくんでまいります」とコメントしています。

 大学は「被害者のプライバシーなどを侵害するおそれがある」として、男性教授の名前や学部を公表していません。

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