小学校校長が教諭にパワハラ「2人きりで接触しないよう」教頭が注意も翌日接触 福島
テレビユー福島 2023/8/8(火) 17:31配信
同じ学校に勤務する男性教諭にパワハラ行為を行ったとして、福島県いわき地区の小学校に勤める男性校長が減給処分を受けました。
懲戒処分を受けたのは、いわき地区の小学校に勤務する50代の男性校長です。
県教育委員会によりますと、校長は去年11月から今年2月ごろまでに、同じ学校に勤務する男性教諭1人に対し、パワハラ行為を行いました。
今年1月ごろには、パワハラを受けた男性教諭が体調不良のために有給休暇を申請して1日休みました。翌日は出勤しましたが体調が優れず、放課後1時間早く退勤したいと再び有給休暇を申請したところ、校長から「自身の体調管理の問題だ」と強い口調で対応されたということです。
また、今年2月には校長からの日々の言動に強い圧力を感じていた男性教諭が、教頭に相談し、教頭の判断で校長と2人きりで接触をしないよう取り決めをしました。教頭が校長に「2人きりで接触しないように」と注意し、校長も納得したにもかかわらず、その翌日に校長は男性教諭に2人きりで接触し、精神的苦痛を与えたということです。
県教委はこれらの行動がパワハラに該当するとして、校長に対し、減給3か月(10分の1)の懲戒処分としました。
校長はこれらの事実を認めていて、「職員に寄り添うことが足りなかった。自分との関わりにおいて、当該教諭に辛い思いをさせてしまったことを反省しています」と話しているということです。
教職員が懲戒処分を受けるのは、これで今年度7件目です。