金銭要求や陰口でPTSD 第三者委、児童のいじめ認定 埼玉・白岡

金銭要求や陰口でPTSD 第三者委、児童のいじめ認定 埼玉・白岡
毎日新聞 2023/8/29(火) 10:44配信

 白岡市の市立小学校で2021年度に、当時6年生の女子児童が同級生からのいじめを訴えた事案があり、同市教委は28日、第三者委員会の報告書を公表した。報告書はいじめを認め、学校と市教委の対応が不適切だったと指摘した。

 報告書によると、被害者は1学期以降、同級生の児童3人から貸した金を返すよう要求された。22年2月ごろには、3人を含む同級生から机を蹴られたり、「死ね」などと陰口を言われたりした。3月9日に頭痛を訴え早退。金銭を要求され1万円を払ったこと、学校に行きたくないことを家族に伝えた。

 学校側はアンケートなどで直後にいじめを把握。だが、十分な情報共有がないまま保護者同士を話し合わせるなどした結果、事態の解決が困難になった。報告書は、発端となった金銭トラブルも含め、学校や市教委にいじめに対する認識不足があったと指摘した。

 被害者は22年9月以降、進学した中学校に通えなくなった。同時に公開された被害者側の「所見」は、被害者が心的外傷後ストレス障害(PTSD)などと診断され、今も通院中としている。

 横松伸二・市教育長は「被害者につらい思いをさせてしまったことについて心からお詫び申し上げます」などとするコメントを発表した。【萩原佳孝】

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