少年院の宿舎で大麻栽培、元法務教官に有罪判決 名古屋地裁「更生する立場で言語道断」
メ〜テレ(名古屋テレビ) 2020/11/9(月) 19:24配信
少年院の元法務教官に執行猶予付きの有罪判決です。
大麻取締法違反などの罪に問われているのは瀬戸少年院の元法務教官中川裕介被告(32)です。
判決によりますと中川被告は、今年6月瀬戸少年院の宿舎で大麻草1株を栽培したほか、覚醒剤を製造できる液体を保管するなどして覚醒剤を製造しようとしました。
名古屋地方裁判所は、「少年を更生する立場で犯行に及んだのは言語道断」などとした一方、「反省の態度を示している」として懲役2年6カ月、執行猶予4年を言い渡しました。
瀬戸少年院(愛知県瀬戸市)の元法務教官専門官(31)が在職中、少年院敷地内の官舎で大麻を栽培していたとして、大麻取締法違反の疑いで再逮捕されていたことが12日、分かった。
再逮捕されたのは、中川裕介被告(麻薬取締法違反で起訴)。東海北陸厚生局麻薬取締部などによると、中川被告は6月19日頃〜29日、自宅官舎で大麻草1株を育てたとして7月20日に同取締部に逮捕され、その後、大麻取締法違反(栽培)で追起訴された。
中川被告は6月29日、官舎で合成麻薬MDMAの錠剤1錠を所持したとして逮捕され、7月17日に同少年院を懲戒免職になっていた。